なぜ30歳から徹夜がキツくなるのか。カギは副交感神経にあった |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

なぜ30歳から徹夜がキツくなるのか。カギは副交感神経にあった

自律神経研究の第一人者が教える本当の休み方①

しっかりした睡眠が取れるようになる方法

 強い身体を作るには、細胞のひとつひとつに、どれだけ質のいい血液を流すことができるかがカギになります。その役割を果たすのが自律神経であり、質を決めているのは腸内環境。身体を整えるには腸内環境しかありません。食事でコントロールしようというのは非常に難しい。

 腸内環境がよくなれば、地力が強くなる。そのうえで副交感神経の働きが上がる。そうすると、睡眠がしっかり取れるようになります。

 睡眠をしっかり取るためには、寝る直前にご飯を食べていてはダメです。消化のことを考え、3時間ほど開けたほうがいいです。

 また、スマホを見るのも良くありません。光が目に入ってくるだけでアウトですからね。暗い中でスマホが放つバックライトの強い光は、交感神経が優位に働くので、いつまで経っても眠くならず睡眠不足に陥ります。まして、メールやSNSなどをチェックするのも脳を刺激するのでやめたほうがいいでしょう。

KEYWORDS:

オススメ記事

小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

自律神経が整えば休まなくても絶好調 (ベスト新書)
自律神経が整えば休まなくても絶好調 (ベスト新書)
  • 小林 弘幸
  • 2017.06.09